Synichi Yamamoto + Seiichi Sega & Intercity-Expressjp
Synichi Yamamotoは90年代からメディアートとしてのビデオアートに取り組み、中谷芙二子氏のビデオギャラリーSCANや日本の実験映像のアンダーグラウンドセンターとして歴史を持つImage Forumに参加。映画の手法とは違う「エレクトリック音楽の延長の映像」というアプローチで、国内外のアートフェスティバルなどで作品を発表。モントリオールのFestival du nouveau cinémaや、オランダハーグのWorld Wide Video Festivalなどにも選出。2000年前後からモーショングラフックムーブメントのなか企業のモーションロゴやTVタイトルなどを数多く手掛けながら、レイハラカミ氏などエレクトロニカ音楽家とアートコラボレーション。2013年以降、Intercity-Expressとオーディオビジュアルライブやアートプロジェクトなど継続的にコラボレーションを行う。2019年からはアンビエントレーベル12kのCorey Fullerと都市の中に静寂を作るアンビエント作品を3作品発表。2014年のMUTEK Monteral Festival EM15に参加、MUTEK JPとは2017のEdition 2以降、ライブだけでなくティザーID、都市回遊形XR、公共空間でのインスタレーション、文化庁分散化ミュージアムなど多くコラボレーションしている。
音楽家・大野哲二によるサウンド/ビジュアルプロジェクト、Intercity-Express。90年代半ばより都内を中心にDJとしてのキャリアを経た後、本格的に楽曲制作をスタートさせる。広告音楽の世界と並行して、2014年頃からビジュアルプログラミングによって生成されたA/V作品となる『Triggering』を発表。音楽的文脈として、ハウス・テクノ・ノイズ・エレクトロニカを通過してきたサウンドと、それにシンクロした直感的なジェネラティブデザインやカラーパターンを軸として、これまで世界各地でライブを行う。主な出演として、Scopitone (フランス)、HPL (ロシア)、MUTEK (カナダ・日本)、LPM (イタリア・オランダ) などアートフェスティバルでのパフォーマンスや、Sunscape Festival (マルタ)などの野外フェス、FILE (ブラジル) でのインスタレーション展示なども行う。広告音楽制作としても、TV・CM・Web楽曲をはじめ、自動車メーカーの車載ナビゲーションシステム音開発、商業施設におけるサラウンドデザインやインタラクティブコンテンツの制作など、音を通して五感を有機的に繋ぐ活動を行なっている。
映像作家のSeiichi Sega。PARTY所属。ジェネラティブ、物理シミュレーションを取り入れたハイエンドなCGを、フォトリアルとは違った抽象的なアプローチの表現として開発した映像作品を多く手掛けている。近年はTVタイトルバック、企業ブランディングなどを演出。アーティストとして国内外でアート作品を発表、ライブパフォーマンスを行う。コンセプトとアルゴリズムを並列に行き来する制作手法で、全天球立体視、球体ディスプレイ、キューブディスプレイなど多様なデバイスでの映像演出も手掛ける。
Synichi Yamamoto + Seiichi Sega & Intercity-Express JP — Noesis (2021version) - LIVE
第22回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品に選出された、Synichi Yamamoto + Seiichi Sega &
Intercity-Expressによる3Dオーディオビジュアル作品『Noesis』は、2017年のMUTEK.JPにおいてプレミア公演され、その後、MUTEK
Montréalでのライブパフォーマンスをはじめ、メキシコ、ベルギーなどでも上演。今回はリニューアルしたばかりの日本科学未来館「ドームシアターガイア」に最適化した、4K立体視&8.1ch音響によるライブバージョンでお送りします。