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L’Effet Québec

カナダ・ケベック州のデジタルクリエイティブ・エコシステムが、公式代表団とともMUTEK.JP 2025に登場。ぜひ彼らに会いに来てください!
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ケベックの先進的なデジタル・クリエイティビティのエコシステムは、2000年に初開催された MUTEK Montréalの誕生にも大きく関わっており、その文化は現在もさらに発展し続けています。インタラクティブ・インスタレーション、VR・AR・MR、イマーシヴ映像・展示、建築マッピング、AIエンターテインメントなど、デジタルクリエイションの幅広い分野で世界をリードするケベックの企業やクリエイター、アーティストたちは、創造性、革新性、物語性、挑戦を恐れない姿勢、柔軟な対応力で国際的にも高い評価を受けています。

L’Effet Québecは、ケベック州および世界のクリエイティブ企業をつなぐ「エクスポート専門クラスター(輸出促進ネットワーク)」です。業界内のさまざまなプレイヤー、分野、マーケット同士のネットワーキングを促進することで、持続的な発展と国際展開を支えるための共通のプラットフォームや機会を提供しています。


ケベック代表団のMUTEK.JP 2025 参加

今年 L’Effet Québecは、Xn Québecのイニシアチブで、MUTEK MontréalSODECCanada Media Fund (CMF)在日ケベック州政府事務所(DGQT)MUTEK.JPが協力し、ケベックのスタジオ、アーティスト、放送局、ディストリビューター、文化機関からなる代表団を組織し、MUTEK.JP 10周年に参加します。

MUTEK.JP Pro Conferenceでは全3セッションを通じて、ケベックが誇るデジタル・クリエイティビティの最前線を紹介します。短いトークやプレゼンテーション形式で、各参加者がプロジェクトや専門性、そして国際的なパートナーシップや共創の可能性についてシェアします。

詳細はL’Effet Québecのウェブサイトをご覧ください。


MUTEK.JP Pro Conference


日程: 2025年11月20日(木)– 21日(金)
会場: 渋谷ヒカリエ Hikarie Hall B
時間: 開場 11:00 / 開始 11:30 / 終了 17:30
入場: 無料(事前登録制)

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Day 2 参加登録はこちら

Sessions

1. Québec Digital Creativity: Meet the Industry

ケベック代表団を紹介する本セッションでは、アーティスト、スタジオ、プレゼンター、ディストリビューター、文化施設が協働しながらデジタルクリエイションの最前線を切り拓く、活気に満ちたローカルシーンをスピーディに概観します。参加者はショートプレゼンテーションを通じて、自身のプロジェクト、専門性、そして国際的なパートナーシップの可能性を紹介します。


日程: 2025年11月20日(木)
言語: 英語
会場: 渋谷ヒカリエ Hall B
時間: 11:30–12:15
入場: 無料(要事前登録)

モデレーター:
Sandra Felteau (Advisor, Development and International Partnerships at Xn Québec)
Alain Mongeau (Founder, General and Artistic Director at MUTEK Montréal)

登壇者:
Charlie Luo and Sora Andrews – AFK Break
Mikaël Frascadore – Agence Consors
Charlie Leroy and Sébastien Samyn – Après Minuit
James Benjamin – Breakglass Studios
Camilio Vides Pérez – Couzin Studio
Amélie Barrette and Laurence Wells – Independent artists
Coline Niess – Museum of Civilization
Sébastien Grenier-Cartier – Normal Studio
Daniel Boisclair – paysages studio
Myriam Achard – PHI
Rory Seydel – PHI Studio
Charles Stéphane Roy – Scintilla
Véronique Paradis – Society for Arts and Technology

2. Participatory Futures: Rethinking Technology Through Physical Experience

テクノロジーは私たちを世界から引き離すのではなく、むしろ世界へと引き戻すことができます。

このセッションでは、アーティスト、スタジオ、文化機関が、デジタルリサーチやツールをどのように「身体性」や「場所性」を伴う体験へと翻訳し、人々が参加し、つながりを感じられる場を生み出しているのかを探ります。空間音響やインタラクティブライティングから、XRや反応型AIシステムに至るまで、登壇者たちは「空間にいる身体のためのデザイン」を通して、観客同士、そして環境そのものとの関係性をどのように整えているのかを紹介します — それはドーム、ギャラリー、公共空間、スタジアム、公園など、さまざまな場所で実践されています。

パネリストたちは具体的な手法を共有します:
• コミュニティと共に行うプロトタイピングと共創
• アクセシビリティやマルチセンサリーな体験設計
• 「壮観」を超えた影響の測定方法
• 公共に開かれた作品を長く生かし、より広く届けるための持続可能な制作パイプラインの構築

日程: 2025年11月20日(木)
言語: 英語
会場: 渋谷ヒカリエ Hall B
時間: 12:30〜13:15
入場: 無料(要事前登録)

モデレーター: Claudine Hubert, (MUTEK Montreal)

登壇者:
Normand-Pierre Bilodeau (Producer and Head of the Tokyo Office at Moment Factory)
Daniel Boisclair (Co-Founder and Creative producer, paysages studio)
Mikaël Frascadore (Executive Producer, MUTEK’s Village Numérique)
Véronique Paradis (Chief Innovation Officer, Society for Arts and Technology)

3. What’s Next in Immersive? – Québec Innovation Showcase

テクノロジーが進化し、視点が変化するとともに、新たなストーリーテリングの形が次々と生まれています。そこでは、常に「次に来るもの」を見据える姿勢が求められます。

本セッションでは、MUTEK.JP 2025に参加するケベック代表団による、イマーシブなストーリーテリングの最新動向を、4つのプロジェクト・プレゼンテーションを通して紹介します。

アーティスト、スタジオ、文化機関が集まり、急速に進化するテクノロジーと手法、そしてオーディエンスの変化が、従来の文化モデルを超え、新しい語り方・体験方法の可能性をどのように切り拓いているのかをお見せします。

日程: 2025年11月21日(金)
言語: 英語
会場: 渋谷ヒカリエ Hall B
時間: 12:30〜13:15
入場: 無料(要事前登録)

モデレーター: Sarah Mackenzie (Director of MUTEK Forum & Creative Development, MUTEK)

Speakers:
Charlie Leroy (Co-Founder and Director of Technology, Après Minuit) and Sébastien Samyn (Co-Founder and Creative Director, Après Minuit)
Sébastien Grenier Cartier (Partner and CEO, Normal Studio)
Myriam Achard (Chief, New Media Partnerships and PR, PHI)
Charles Stéphane Roy (CEO and Co-Founder, Scintilla)

PHI

20年以上にわたり、PHIはアート、テクノロジー、人間性が交差する地点に立ち、重要な変革の最前線を歩んできました。対話と探求のための場を創出し、私たちが自分自身や他者とより本質的で持続的なつながりを築けるようにすることを目指しています。

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Normal Studio

アーティスティックな感性と高度な技術力を融合させることで知られるNormalは、これまでにアーティストから大規模企業まで、さまざまなクライアントのために300以上のマルチメディア体験を制作してきました。

チームが成長を続ける中でも、変わらないものがひとつあります。それは最先端のプロジェクトにおいて、クライアントと密接に協働し、支えることへの深い情熱です。

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Après Minuit

Après Minuit は、イマーシブかつインタラクティブなインスタレーションや、ビジュアル体験のデザインに特化したデジタルクリエーションスタジオ。アーティスト、文化機関、イベントと継続的にコラボレーションし、アートとテクノロジーを融合させた作品を制作しています。彼らの作品は、公共空間やフェスティバル、期間限定のインスタレーションなどで発表されることが多く、観客を新しい視覚的・感覚的な世界へと誘います。

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paysages studio

paysages studioは、バランスと「今ここ」の感覚を取り戻すイマーシブな環境を創り出しています。

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Scintilla

モントリオールを拠点とし、映画およびXRコンテンツとその技術に特化したスタジオ。

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Société des arts technologiques (SAT)

1996年に設立されたSociety for Arts and Technology(SAT)は、デジタル文化に特化した非営利組織。アート、教育、研究という三つの役割を担い、多様な才能・好奇心・知を育むハブとして機能しています。

SATは、イマーシブクリエーション、複合現実、テレプレゼンスのための技術開発において主導的かつ積極的な役割を果たしてきたことから、国際的にも高く評価されています。

テクノロジーにより深い意味や魔法、人間性を吹き込むために、共に学び、探求する場所です。

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Musée de la Civilisation

現在、カナダ国内の博物館ネットワークや国際的な主要博物館サーキットにおいて、文明博物館(Musée de la civilisation)の専門性は確立され、高く評価されています。博物館の職人たちの創造力、技術力、そして効率性は、同館の大きな特徴です。

初期の展示から、ケベック州立歴史博物館(Musée national de l’histoire du Québec)の開発、さらに国立保存・収蔵研究センター(Centre national de conservation et d’études des collections)における最適な保存環境の確立まで、文明博物館の学際的チームは、博物館学の実践の刷新と洗練に今もなお貢献し続けています。

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Couzin Studio

モントリオールを拠点とする独立系プロダクションカンパニーCouzin Studioは、映画・テレビ・インタラクティブメディアを中心に、あらゆるスクリーン向けのフィクションおよびドキュメンタリー作品を制作しています。

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Agence Consors

Consors は25年以上にわたり、世界中のデジタルクリエイションや文化プロジェクトを支援してきました。アーティストのマネジメントおよびプロダクションエージェンシーとして、デジタルアートや新しいメディア、イマーシブやテクノロジーを活用したプロジェクトを専門に手がけています。国際プロジェクトの運営における豊富な経験により、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの30か国以上にわたる活発な流通ネットワークを構築しています。

彼らの強みは、深い芸術的洞察力と文化的イノベーションに基づく戦略的ビジョンを融合させている点にあります。


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AFK Break

AFK Break(Away From Keyboard Break) は、Charlie(AV)とSora(DJ)によるオーディオビジュアル・デュオで、ライブのインタラクティブな映像と音響を通して、リアルタイムで音と映像が反応するイマーシブなパフォーマンスを創り出します。

「Life scrolls too quickly, we all need to pause(人生は速く流れすぎる、私たちは皆、一息つく必要がある)」というタグラインに導かれ、このプロジェクトはデジタル文化の中での休息、内省、遊びを探求します。観客に対し、現代社会の絶え間ないスピードの中で立ち止まり、呼吸し、再びつながるための空間を提供します。

Breakglass Studio

モントリオールの活気ある音楽シーンの中心に位置する、刺激的なレコーディングスペース。最先端とヴィンテージ機材を備え、才能あるエンジニアやプロデューサーのチームが揃うBreakglassは、革新的な方法でサウンドを捉えたいアーティストにとって、理想的な作業場であり遊び場でもあります。


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Laurence Wells & Amélie Barrette

Amélie Barrette、別名Nou Nouneはモントリオールを拠点とするマルチディシプリナリーなアーティスト。Laurence Wellsはサグネー出身の若いクィアプロデューサー。二人はどちらもコンコルディア大学メル・ホッペンハイム映画学校を最近卒業しました。

Barretteはドキュメンタリーを専門とし、初の短編映画『Fermé Définitivement』は RIDM 2018 の Radio-Canada “Soirée de la relève” に選出されました。Wellsは、いくつかのインディペンデント作品で評価を得た後、近年はXRに注力。最新作『Bodies of Water』は Venice Immersive 2024 に選出されています。

二人は、短編ドキュメンタリー『Le Château endormi』(現在配給中)で初めて共同制作を行い、その後、2024年4月に開始されたプロジェクト「simUlator」でクリエイティブ・パートナーシップを本格化させました。デュオは MUTEK Mexico 2024 のケベック代表団の一員として参加しており、2025年には Village Numérique Lab に選出されたことにより、プロトタイプをケベックのオーディエンスに披露する準備を進めています。
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