Yuko Araki & JACKSON kakiJP
Yuko Arakiは東京を拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト/コンポーザー。幼少期からピアノに惹かれ、10代の頃よりハードコアやメタルミュージックに魅了された。近年はさまざまなタイプのプロジェクトを持ち、トライバルプログロックバンド “Kuunatic"のドラマーでもある。 ソロプロジェクトでは、モジュラーシンセサイザーでアブストラクトなリズムと不協和音のハーモニーを生み出し、ノイズやインダストリアルなどの要素を含んだエクスペリメンタルエレクトロニックミュージックを演出している。エクストリームでヘビーな密度の高い音を操る彼女の卓越した感性は、何千もの揺れる葉のイメージを呼び起こすようなユニークなサウンドスケープを生み出している。日本のノイズミュージックに根ざしていると同時に、それとは全くかけ離れた銀河を彷彿とさせるノイズでもある。
2019年にEP『I』をインドネシアのGerpfast recordから、『II』をイタリアのCommando Vanessaよりリリース。2021年にLawrence English主宰のオーストラリアのエクスペリメンタルミュージックレーベルRoom40より、フルアルバム『End Of Trilogy』を発表。2023年には「不必要なノイズを極限まで削ぎ落したノイズ」がテーマの『IV』をリリースした。同アルバムにはEndonの名倉太一がゲストボーカルとして参加している。その後clipping.のトラックメイカーJonathan Snipesや暗黒メタルバンドPortal、Nick Klein、日本人プロデューサーGolpe MortalやScotch Rolexlなどが手がけたRemix EP『IV X VI(Re:visions)』を発表するなど、幅広い音楽性で注目を集めている。
今年は日本のノイズミュージックシーンにインスパイアされた新しいアルバム『Zenjitsutan - 前日譚』を8月30日にRoom40からリリースした。
JACKSON kakiは1996年静岡県生まれ、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)を卒業。アーティスト、DJ、VJ、映像作家、グラフィッ クデザイナーとして活動。VR/AR、3DCG、映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンド など、さまざまなメディアで表現を行っている。 国内ではMONDO GROSSO や D.A.N.などのアーティストのミュージックビデオの制作、Fake Creators や(sic)boyのVJやライブパフォーマーとしても活躍。AVYSSやFORESTLIMITらのVJも務めている。
また過去には、Two Shell、caro♡(PC MUISC)、Dirty K、Vincenzo Pizzi、Eastern Margins、Daisy Maybe、Visioni Paralleleなど、多くの海外のアーティストやレーベルのアートワーク制作やコラボレー ションを行った。 2021年にはMUTEKに出演した。