Martin MessierCA/QC
モントリオールを拠点に活動するアーティスト、Martin Messierは、10年以上にわたり魅惑的なパフォーマンスやインスタレーションを通して、音、光、動きの境界線を再定義してきた。モントリオール大学の作曲科を卒業後、すぐに音と映像が融合する実験的なアプローチを採用し、印象的な視聴覚装置を作り出した。
テクノロジーと人体との相互作用に深い関心を持ち、日用品がいかにして特別な楽器に変身するかを探求している。彼の代表作である『Sewing Machine Orchestra』は、この探求を象徴するもので、ヴィンテージのミシンを機械化されたオーケストラ・アンサンブルに変えている。
彼の作品は世界的に認められ、アルス・エレクトロニカ賞などの賞を過去に受賞。また、Messierは芸術活動だけでなく、舞台芸術のための音響制作会社14 lieuxの総責任者兼芸術監督も務めている。彼の革新へのこだわりは、オーディオビジュアル・アートの限界を押し広げ続け、今やデジタル・アート分野の第一人者となっている。
Martin Messier — 1 Drop 1000 Years
Martin Messierの『1 Drop 1000 Years』は、熱塩循環システムの重要で脆弱な役割を描く没入型オーディオヴィジュアル・パフォーマンス。先進技術を駆使し、世界の潮流の本質を捉えつつ、その微妙なバランスと、気候調節に対する人類の差し迫った影響を鮮明に浮かび上がらせている。
Directing, performance, light, and music: Martin Messier
Curation: Jaehoon Bang
Production: 14 lieux, INSCAPE, MUTEK
Creation and technical coordination assistant: Lilian Guiran
External advisors: Nathanaël Lécaudé (Electronic), Joseph Battesti (Engineering)