Grand RiverIT
ベルリンを拠点とする作曲家/音楽家、Grand RiverことAimée Portioliは、絵画的で感情に深く根ざしたアプローチを音楽とサウンドアートに持ち込み、この10年で独自の作家性を確立してきた。
Editions Mego、Ghostly International、light-years、Spazio Disponibileといった名門レーベルから高い評価を得るリリースを重ねており、2026年秋には新作アルバム『Temporary』を発表予定である。本作は言葉を伴わない、ギターワークとシンセサイザーの処理が絡み合う、直接的かつ焦点の定まったエレクトロアコースティック作品集だ。
並行してマルチチャンネル・インスタレーションの制作も手がけており、EssenのMuseum Folkwangで初披露された『Symphony for Endangered Birds』や、2025年にUmor Rexからリリースされた『Tuning the Wind』などがその代表作である。
Portioliは現在も世界各地のフェスティバルや会場でライヴを続けており、ベルリンのAtonal、パリのCentre Pompidou、モントリオールのMUTEK、CTM Festival、そしてロンドンのBarbican Centreなどに出演してきた。
Grand River — Temporary
Light design by Andrea Familari
無常と流転という実存的な観念に根ざした「Temporary」は、共鳴するギターワークとエレクトロニクスの豊かな相互作用を軸とした、力強いライヴ・パフォーマンスとして立ち現れる。
深い個人的な悲嘆と喪失に形作られたこのパフォーマンスは、生々しく表現力に満ちた強度を帯び、広大なサウンドの風景と移ろいゆく感情の状態を通じて展開していく。旋律的で感情的な音楽は、死すべき運命、無常性、そして経験のはかなさをめぐるドラマティックな音の旅を辿る。
ライヴ・ライティングデザインと煙がパフォーマンスの物理的なインパクトを増幅させ、音楽を空間へと拡張し、存在と消失が絶えず交錯する雰囲気を作り出す。