ETERNAL Art Space Exhibition - Presented by MUTEK.JP
11月22日(金)~24日(日)の3日間、「MUTEK.JP 2024」と同時開催されるオーディオビジュアル・インスタレーションのエキシビション「ETERNAL Art Space」が渋谷ヒカリエホールBにて開催決定。
「ETERNAL Art Space」はMUTEK.JPが主催するアートイベント。今回の展示は、"Humanity and the Modern System -showcasing reality as art as a transformative experience-"(現実を芸術として見せることで、観る者にトランスフォーマティブな体験をもたらす)というテーマのもと、日常の出来事や要素をアートに変換し、鑑賞者に新しい視点や感覚を与えることで、意識や視野に変化をもたらすことを目的としたもの。戦争や廃墟と化した建造物、さらには資本主義と都市など、我々の生活を取り巻く「現実そのもの」をデジタルアートとして変換することで、トランスフォーマティブかつ新しい視点で世界を見つめなおし、個人の成長と理解の深化を促すことを目指しています。
エキシビジョンコンセプト:
Humanity and the Modern System -Showcasing reality as art through a transformative experience-「人間」と「現代的な構造」「現実を芸術として見せることで、それが観る者に変革的な体験をもたらす」
参加アーティストは、日本の映像・サウンドシーンを牽引し、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)にて名誉あるデジタル・ミュージック & サウンド・アート部門でゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)を受賞した芸術作家、黒川良一(RYOICHI KUROKAWA)と、トランスメディアプロジェクトを通して、デジタルリアリティの肯定から生まれる美学と言語を探求することを目的としたイタリアを代表するアートコレクティブ SPIME.IM + AKASHA。黒川良一 (RYOICHI KUROKAWA)は「re-assembli」と「ground」の2作品を、SPIME.IM + AKASHAは「HINT」を上映。最先端の没入型オーディオビジュアル・インスタレーション3作品、35分間の本格アート体験を提供します。
アーティスト
- 黒川良一 (RYOICHI KUROKAWA)
- SPIME.IM + AKASHA
作品
- re-assembli / Ryoichi Kurokawa (8min)
- ground / Ryoichi Kurokawa (12min)
- HINT / (ETERNAL Art Space Extended Edit) SPIME.IM + AKASHA
開催概要
名 前: ETERNAL Art Space Exhibition presented by MUTEK.JP
会 場: 渋谷ヒカリエ ホールB
日 時: 11月22日(金)~24日(日)
時 間: 11:00-20:00 / 9回上映
最終日 11:00-19:00 / 8回上映
上映時間: 35分
Tickets:¥2,500 (大人)、¥1,500 (学生)、小学生以下無料
※学生チケット:
[対象]中学生・高校生・大学生・短大生・専門学生
[利用条件]入場時に学生証を拝見させて頂きます。必ずご持参ください。
MUTEK.JP パスポート購入者無料:
ヒカリエホールBの入口にてパスポートチケット画面を見せると無料で参加頂けます。
チケットリンク
11月22日: https://mutekjp.zaiko.io/item/...
11月23日: https://mutekjp.zaiko.io/item/...
11月24日: https://mutekjp.zaiko.io/item/...
主 催: 一般社団法人MUTEK Japan
協 力: パナソニックコネクト株式会社、ジョニーウォーカー ブルーラベル
特別協力: 東急株式会社、渋谷ヒカリエ
後 援: 渋谷区、ケベック州政府在日事務所
助 成: 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
【芸術文化魅力創出助成】
re-assembli
黒川良一 / RYOICHI KUROKAWA
投影時間: 08:00
「re-assembli」は、自然と人間が作り出したものの関係を建築のスケールから追求するプロジェクトで、これまでに、コンサー
ト作品、マルチスクリーンのインスタレーション、VR、印刷物、スクリーン版など、さまざまな形式で発表。人間によって作り出
された建築物、遺跡、自然をレーザースキャンで3Dデータ化したものを主な素材とし、それらを変形させ、モジュールごとに再
構築して、秩序と無秩序が層をなす新しい時間軸を創出。自然とアートの力をあらわにしている。
自然に侵食された建物や崩壊した建築物が重なり合い、動的に再構築され、異常性を多層的な深みの中で表現する。自然と人間が作り出したものの間だけでなく、抽象的な現象と具体的な現象の間で浮遊するような感覚が拡張される。物理法則の無効化、自然と人工の融合、エントロピーとネゲントロピーの転移などの動作が、この異常性をさらに強調。今回のインスタレーション「re-assembli」では、素材を再プロットし、二連画(ディプティック)と4.1chサウンド、16chサラウンドライトを用いて空間に組み込んで展開している。
ground
黒川良一 / RYOICHI KUROKAWA
投影時間: 12:00
に収集した映像と音を、RYOICHI KUROKAWAが再構成したオーディオビジュアル・インスタレーション作品。3つのディスプレイと3.1chサウンドで構成された3つの映像は、紛争や戦争に巻き込まれたさまざまな状況の異なる視点を描く。戦争写真を見るとき、私たちが本当に覗いているものは背後にあるストーリーかもしれないし、連続する画像から偶発的に生み出されたストーリーかもしれない。
視覚的インパクトのある戦争写真は、観る者の心をとらえ、知覚に直接働きかける。この作品は、ある動きから次の動きへの(ショットとショットの間の)ゆっくりとしたトランジション・シークエンスの瞬間が拡張され、イメージと音の断片が、架空のストーリーを生み出さないよう時間の配置に工夫が施されている。長くゆっくりとしたシークエンスは、緊張とプレッシャーを与えるとともに、「戦争」という出来事のありのままの恐怖を強調してる。このオーディオビジュアル・インスタレーションが提供するものは、同じ場所で実際に起こったさまざまな出来事を振り返る時間と空間。
黒川良一 / RYOICHI KUROKAWA
1978年大阪生まれ。ドイツ、ベルリン在住。自然のなかで知覚されたアナログ表現や、詩的なイメージと感情をデジタルデータへと軽やかに変化させるアーィスト。観る側の網膜に結びついたイメージの断片は、無限の明るさによって、一貫してぼんやりした記憶にとって変わられていきます。テート・モダン(イギリス)、ポンピドゥー・センター(フランス)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)、上海民生現代美術館(中国)などの世界の国際フェスティバルや美術館で展示されたほか、2010年、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)、デジタル・ミュージック&サウンド・アート部門でゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)を受賞。
HINT
*(ETERNAL Art Space Extended Edit)
SPIME.IM + AKASHA投影時間: 08:00
「ヒント」成功は失敗、失敗は成功。
アーティストAkashaと芸術集団SPIME.IMによる画期的な作品。AIアートの実験と、情報過多と資本主義的黙示録の美学を融合。原爆の爆発音を響かせながら、荒廃したビルの抽象的なビジュアルを目の当たりにする。
汚染、企業支配、軍事的プレゼンスによって傷つけられた都市やメトロポリを探索する。人類はハイテク支配の不毛な領域に避難を求める。「芸術と社会の境界を押し広げる、目を見張るような作品。
SPIME.IM
トリノを拠点とするメディアアート集団。トランスメディアプロジェクトを通じて、デジタルリアリティの肯定から生まれる美学と言語を探求することを目的に活動。テクノロジー、3Dアート、電子音楽を駆使し、アイデンティティ、身体性、知覚の境界を探る没入型のオーディオビジュアル体験を織り成します。
AKASHA
リカルド・「アカシャ」・フランコ=ロイリ(Riccardo AKASHA Franco‐Loiri)は、イタリアのトリノを拠点とする若手ビジュアル・アーティスト /モーション・デザイナー。デジタル・アブストラクション、グリッチ、ポスト・インターネット・アートを研究。ビデオマッピングとマルチメディアデザインのスタジオ、High Files Collective を設立し活動中。インスピレーションの源は、超越、瞑想、科学。これらをテーマに、あらゆる形の自然と芸術を表現している。
ETERNAL Art Space とは
革新的なアート体験を提供する「ETERNAL Art Space」は、最先端なオーディオビジュアルインスタレーション、ショーケースを国内外にて展開するアーティストコレクティブ集団です。北米と東京に拠点を置き、2022年東京・お台場のパナソニックセンター有明スタジオにて没入体験型エクスペリエンスの開催時には、コロナ禍にも関わらず10日間で7,000名の観客
が訪れました。同年、サウジアラビア・リアドの芸術祭 ジャックス・アーツフェステイバル(Jax Arts festival)や、サウジアラビア・メッカ近辺で開催したタエフローズ(Taif Rose)に出展。2022年11月には、中東最大のライトフェスティバル ヌールリアド(Noor Riyadh)で、ウォータースクリーン、レーザー、プロジェクションなどの先端技術を活用したホログラフィックインスタレーション "HIKA-RAKUYO" を発表。2024年5月には約328万人以上が来場したオーストラリア・シドニー市が主催する世界有数の大規模な光と音とアイデアの祭典、ビビッド・シドニー(Vivid Sydeny)にて、国際的に高く評価され受賞歴のあるアート作品として "HIKA-RAKUYO" を出展し(写真 下)、多くの方々に参加頂きました。また来年行われる、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、2025年6月27日(金)に EXPO Hall にて、オーディオビジュアルショーケースの披露が決定しています。